12月も半ばを過ぎ、師走に向かってどんどん寒くなってきましたね。
一日の終わりに、ゆっくりと湯舟に入って身体を温めてリラックスをする方も多いのではないでしょうか?
わたしも、お気に入りの入浴剤を入れて、のんびりと温まる時間が至福のひと時です。
しかし、そんな癒しの時間ですが、一歩間違えると大変な事態を引き起こしてしまいます。
今日は、誰にでも起こりうる可能性がある「ヒートショック」についてお話をしたいと思います。
「ヒートショック」とは、
"暖かい部屋から寒い部屋への移動など、温度の急激な変化によって血圧が変動し、
身体がダメージを受けること"
をいいます。
暖かい部屋から寒い脱衣所に移動し
寒い脱衣所で服を脱ぐと、血管が収縮して血圧が上がります。
寒い浴室に入り、さらに血圧が上がります。
お湯に浸かると、血管が拡張し急激に血圧が下がります。
気温の変化によって血圧が変動し
このような血圧の乱降下によって、脳出血・大動脈解離・心筋梗塞・脳梗塞等の病気が起こってしまいます。
ヒートショックが原因とは限りませんが、入浴に関する事故で亡くなった方は約19000人推計されたとか…
特に
・高齢者
・高血圧、糖尿病、動脈硬化、肥満、不整脈等の基礎疾患がある方
・脱衣所、浴室に暖房設備がない
・一番風呂が好き、熱いお風呂が好きな方
・飲酒後にお風呂に入る方
・30分以上お湯に浸かっている方
は注意が必要です。
「ヒートショック」予防のポイントは
"血圧が乱降下しないようにすること"
です!
樹楽足立谷在家では
①浴室・脱衣所を暖める
②湯温設定は41℃以下に。
③入浴前にしっかりと水分をとる
④掛湯をしてから湯舟に浸かる
⑤お湯につかるのは10分以内
⑥ゆっくりと湯舟から出る
を徹底し「ヒートショック」が起こらないように対策をしています。
皆さんもしっかりと対策をして、安全にお風呂の時間を楽しんでくださいね。